Nawshicaの自然とともに

2019年4月にフリーとなり、現在は Nature Guide & Research として鳥や植物、昆虫の調査や観察会講師、ガイドなどをしています。このブログは​ 20​10​/04​/2​9 に yahooブログで開設し、2019/09/09 にこちらに移行しました。このブログでは日々の活動で見た生き物を中心に情報を発信しています。

カラ類

今日はどうなっているのでしょうか? 1日に100人以上の人が訪れてくれました。どうもありがとうございます。
 
さてさて、「鳥の」って形容詞を付けられることが多いNawshicaなのに、鳥ネタがたった一つしかないのはあまりに寂しいですので、普通種ですがカラ類の写真を見てください。
 
まずは最も普通に見られるシジュウカラ(Parus major)です。
 
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里山では普通種で、世界的に見てもヨーロッパまでの広い範囲に分布していますが、ヨーロッパにいるシジュウカラは腹部が黄色く、こちらを Parus major とし、日本産のものを別種として Parus minor と分けることになるかもしれません。鳥学会が出す次の日本産鳥類目録では、植物同様DNA解析による国際的な細分化の流れに基づく変更が加えられそうですので、シジュウカラも日本特産種ということになるのでしょうか? それにしても、major から minor とは、天から地に落とされたみたいですね。
 
続いてヤマガラ(Parus varius)。
 
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シャープなシジュウカラに対して、赤くてかわいいヤマガラですが、バンディングの時はシジュウカラ以上にてこずります。おみくじを引くようにしつけられるほど賢くて器用なのが災いして、網をぐちゃぐちゃとつかんでしまい、油断していると大変なことになります。エゴノキ(Styrax japonica)はこの鳥にとっては毒じゃないのが不思議です。
 
最後にヒガラ(Parus ater)。
 
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和泉葛城山や龍門山でも少し標高が高くならないと見られない鳥です。里に降りてくることは、ドカ雪でも降らない限りめったにありません。3種のうち一番のんびりさえずるのがヤマガラ、続いて2拍子のシジュウカラ、一番早口でさえずるのがこのヒガラです。日がら1日さえずって・・・ ってのはいつもの観察会ねたでした (A^^;)

新帰化植物

和歌山で最近になって記録した帰化植物がいくつかあります。
 
まずはオオマツバウンラン(Linaria canadensis var. texana)。母種のマツバウンラン(L. canadensis)に比べると花がずっと大きく、全体に淡い青で、距が長く下に湾曲しているのが特徴です。
 
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2009年4月に近畿大学生物理工学部校内にたくさん咲いているのを見たのが和歌山県での初記録でした。情報発信すると、和歌山市内など数ヶ所であっという間に見つかりました。マツバウンランが咲いていると思い込んでいるうちに、知らないうちに広がっていたのでしょう。
 
これがどこにでもよく見られるマツバウンランです。
 
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こちらは花のサイズも小さくて横への張り出しも少なく、中央部が白く抜けたように見えますし、距は湾曲せず後にまっすぐ突き出ています。
 
続いて2009年5月、同じく近大生物理工学部近くの道沿いで、在来のヤエムグラ(Galium spurium var. echinospermon)に似たシラホシムグラ(Galium aparine)を見つけました。この少し前にネットでシラホシムグラの存在を知ったところだったので、和歌山にもあるのではと思って見てみると、ばっちり見つけてしまいました。
 
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在来のヤエムグラは輪生する葉の付け根に目立つ毛はありませんし、花も薄い黄緑色で目立ちませんが、このシラホシムグラは葉の付け根の上側にこのような白い毛が密生していて、花も白くて目立ちます。花期も少し遅くて、ヤエムグラが果実期に入り葉がそろそろ枯れかかる頃でも、シラホシムグラはぐんぐん茎を伸ばしてヤエムグラより濃い緑色の葉をしっかり付け、花も咲かせています。原産地はヨーロッパのようですが、いつの間にか全国に広がっているようです。この場所以外では、龍門山山腹のいたるところに見られます。これも気をつけてみれば、和歌山県のもっと広い範囲で見つかると思います。
 

げんきの森、本調査

今日は朝から、根来山げんきの森に鳥獣保護区の調査に行ってきました。
 
朝はとっても冷えました (A^^;)  根来寺からげんきの森まで谷筋を奥の池まで行き、尾根筋を通ってもとの場所に戻る、約3kmのルートで歩きましたが、谷筋は日差しもなく、本当に寒くて、鳥も少なめでした。でも、歩き出してすぐにカワセミ(Alcedo atthis)が森の中をぬうように頭上を飛び去っていったり、夏鳥のヤブサメ(Urosphena squameiceps)がまるで虫の声のような高い周波数のさえずりを聞かせてくれました。コマドリ(Erithacus akahige)のさえずりは今日は聞くことはできませんでしたが、紀の川が見える尾根筋に出たとき、上空をミサゴ(Pandion haliaetus)がゆったりと輪を描くように飛んでいました。今年は夏鳥の渡来が遅れているのか、キビタキ(Ficedula narcissina)やオオルリ(Cyanoptila cyanomelana)、ムシクイ類などの声は全く聞くことはできませんでした。
 
日差しが戻るにつれて、チョウはたくさん飛び出しました。そのうち3種のシジミチョウを紹介します。
 
まずはツバメシジミ(Everes argiades)♂。後羽の尾状突起とその付け根の赤い紋がかわいいです。
 
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続いてトラフシジミ(Rapala arata)。これも尾状突起を持ち、裏側の虎斑模様がチャームポイントです。
 
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最後にコツバメ(Collophrys ferrea)。龍門山ではあんなに苦労したのに、道筋でたくさん出会いました。でも、やはり敏捷でなかなか近づけないのは同じ。飛んでいる時には内側の青が見えるのですが、必ず羽を閉じて止まるので、一度は羽を広げたところを撮ってみたいです。
 
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シジミチョウはどれもとってもかわいいです^^ もう少しするとゼフィルスのシーズン。今年も出会えるでしょうか?
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