年末は本職の方がなかなか大変で、ブログを更新するパワーがなくなっていました (A^^;)  昨日今日とバンディングを行う予定だったのですが、雪で山道が凍結しそうで中止。その分お正月に向けて家の片付けをしなくっちゃ (A^^;)
 
と言いながら、今日は朝からまだぐだぐだしています (A^^;)
 
12月11日に近くの里山、「根来山げんきの森」の鳥の調査をしました。今年は冬鳥が本当に少なくて、最後にやっとノスリ(Buteo buteo)が記録できた程度で、アオジ(Emberiza spodocephala)はほんの少し声が聞こえた程度、シロハラ(Turdus pallidus)やツグミ(Turdus naumanni)は声すらしませんでした。ルリビタキ(Tarsiger cyanurus)かジョウビタキ(Phoenicurus auroreus)のヒッヒッという声はけっこう聞こえていたので、とりあえずICレコーダに録音して解析する予定にしているのですが、これまたそのままになっています (A^^;)  花も少ないので、とりあえず普段あまり撮影対象にならないシダの写真を撮りながら調査をしました。
 
シダはボクの守備範囲外なので、見分けられるものはごくわずかなのです (A^^;)  ということで、今回はごく普通種ばかりです。
 
まずはクリハラン(Neocheiropteris ensata
 
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ヒトツバ(Pyrrosia lingua)をでっかくしたような単葉のシダです。長い葉の表面は、側脈の間が少し膨らんだようになってぼこぼこした感じに見えます。
 
ヒトツバとは胞子嚢の付き方がちがいます。
 
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ヒトツバでは胞子嚢は葉の中央部から先にべったりと付くのですが、クリハランではこのようにまばらに付きます。
 
続いてホラシノブ(Sphenomeris chinensis
 
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裂片の﨑が平たくなっているのが特徴です。胞子嚢はこの平たくなった裂片の先につきます。
 
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これにとてもよく似たシダで、同じような場所に混生しているものがあります。どちらも普通種なので同じものだと思っている人が多いのが、次のタチシノブ(Onychium japonicum)です。
 
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一見そっくりですが、裂片の先がホラシノブのように平たくなく尖っているのが特徴です。
 
胞子嚢を見ると、全く違うことがわかります。
 
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胞子嚢が裂片の先に付くのは同じですが、裂片に沿って縦に付いています。
 
タチシノブはAPG分類ではホウライシダ科からイノモトソウ科に変更されています。花束の飾りに使われるアジアンタムとは同じ科でよく似ていますが、属がちがいます。ちなみに、ホラシノブはこんなに似ていますがホングウシダ科で、科レベルで違っています。
 
観察会ではこの2種を並べて説明することが多く、タチシノブは裂片がけんけんと立っているからタチシノブ、それに比べてホラシノブは立ってないので、つい名前が出てこなくなって、「ほら~、ほら~」と言ってしまうのでホラシノブ、と笑わせています^^