今年の夏のバンディングはなかなか収穫がありました。
 
キクガシラコウモリ(Rhinolophus ferrumequinum)があまりに珍しくて、まず最初に書いてしまいましたが、ここからが本題^^
 
金曜日の午後に網を張り、まずはオオルリ(Cyanoptila cyanomelana)が捕れました。
 
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オオルリは巣の中にいるときから♂は青い羽を持ってます。ということで、これは♀若鳥。
 
続いてヒヨドリ(Cyanoptila cyanomelana)も捕れました。
 
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これは翌日捕れた個体。こちらの方が虹彩の赤味が出ています。
 
夕方、網場のすぐ近くの地上から大きな鳥が飛び立つのを2回も見ました。シルエットからサギ類と思われ、とするとミゾゴイ(Gorsachius goisagi)の可能性大ですが、残念ながら確認することはできませんでした。
 
この日はこれでおしまい。翌日からは明け方からの調査開始のため、3日続けて4時起きです (A^^;)
 
まず捕れたのはヤブサメ(Urosphena squameiceps
 
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白い眉斑がくっきりと後ろに伸びて、なかなかのりりしさです。小さすぎて網の目から抜けることも多いのですが、かかってすぐだったので捕獲できたのだと思われます。計測し、放鳥するまでは雌雄はわかりませんでしたが、その後作業をしているすぐそばで囀ってくれました。♂成鳥です^^
 
続いてキビタキ(Ficedula narcissina
 
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これは若鳥。オオルリは若くても♂♀は簡単に見分けができますが、キビタキは難しいです。
 
ウグイス(Cettia diphone)も何羽か捕れました。
 
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この時期のウグイスは下面は黄色味が強くて別種のように見えます。巣立ちしてからまだ成長するのもウグイスの特徴で、この時期、身体つきの大小で雌雄を判定するのは危険です。跗蹠の長さが雌雄判定の決め手になります。このウグイスは♂若鳥。
 
9時前の見回りで、ついに捕れました。サンコウチョウ(Terpsiphone atrocaudata)です。
 
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ずっと捕れないかと狙っていた鳥。身体つきは♀成鳥そっくりですが、囲眼部の青が全く見当たりません。尾は成鳥♀と同じくらいの長さ。これはおそらく♀若鳥と思われます。
 
ヤマガラ(Poecile varius)も捕れました。
 
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これは若鳥。黒がぼけたような感じです。続いて捕れたのが♀成鳥です。
 
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頭の黒とおでこの薄い肌色との差が明瞭です。翼や胸の色もはっきりとしています。
 
コゲラ(Dendrocopos kizuki)も捕れました。
 
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頭に赤い羽毛があるので♂、羽毛の色合いの差からこれは若鳥です。この頭部の赤い羽根は普段は他の羽毛に隠されて、かき分けてみるまでは全く見ることができません。
 
最後にエゾムシクイ(Phylloscopus borealoides)が捕れました。
 
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ムシクイ類の識別はなかなか難しいのですが、エゾムシクイは頭部にオリーブ味がなくてやや暗い灰緑色で、背中や翼のオリーブ見のある黄色っぽい羽毛と色合いの差があることで見分けられます。下面は真っ白です。
 
続く^^