Nawshicaの自然とともに

2019年4月にフリーとなり、現在は Nature Guide & Research として鳥や植物、昆虫の調査や観察会講師、ガイドなどをしています。このブログは​ 20​10​/04​/2​9 に yahooブログで開設し、2019/09/09 にこちらに移行しました。このブログでは日々の活動で見た生き物を中心に情報を発信しています。

その他

ふたり展

もう一度だけ、母の話題を書きます。
 
先週の土日に、「ふたり展」という催しがありました。母がまだ元気なうちに、父と母がずっと取り組んできた陶芸の作品展をしようと企画したものです。残念ながらその日を待たずに母は他界してしまいましたが、遺作展として当初の予定通り開催することになったものです。
 
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行ってみるまでは、ボクもどの程度のものが展示されているのかわかりませんでした。しかし、展示場内は、大小の陶芸作品や俳画、写真などでいっぱいでした。
 
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会場中央には、母の遺影も飾られていました。
 
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遺影の左に展示している大鉢は、大阪工芸展で黒岩賞(特別賞)を受賞した作品で、黒泥稜線紋大鉢です。
 
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このシリーズには、こんなもう少し深い大鉢もあります。
 
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母はこの細かな線を組み合わせて並べた模様が好きで、陶芸の先生に、「一つの模様をまず追求して、とことん作ってみなさい」と言われたらしく、たくさんの作品を残しています。この細かく計算された作りには、舌を巻きます。手先の器用さは、母の遺伝かもしれないです。

突然の別れ

先週の金曜日、大切な人が去っていきました。
 
発病は26年も前。「診断書をこっそり見たら、myelomaって書いてたんだけど、これってなんのこと?」って聞かれ、調べた段階では予後3年と書いてありましたので、その段階で家族や兄弟で覚悟を決めました。血液のたんぱく質に異常が出る病気だよ、としか伝えませんでしたが、成人病センターに通院している同じ病気の人が次々と亡くなっていくのを見て、自分の病気についても自然と気付いたようで、それからはできるだけやりたいことをやるように心がけていたようです。幸い、抗癌剤がうまくあったのか、本人の生命力が人一倍あったのか、寛解状態をずっと続けることができ、医者に言わせると症例がない、ありえないというほどの長期間、普通の生活を続けることができました。
 
海外旅行、陶芸、ダンスと、仕事を続けながらたくさんのことにチャレンジし、長い闘病生活でつらい時期も何とか乗り越えながら、家族との普通の生活を続けてきましたが、お盆に訪れた時、笑顔で座っていても呼吸が苦しそうでほとんど会話もなく、弱ってるんだと感じました。10日ほど前、「いったん病院に連れて行ったが、戻りたいとのことなので家に戻したけど、かなり状態が悪い」との知らせを受けました。先週の月曜、「やはり入院させた」との知らせを受け、木曜になって「様態が思わしくないので、救急救命センターに移す」と連絡が来ました。実際は移すことなくナースセンターすぐ横の個室に移してくれたようで、仕事を終えてすぐ家族でお見舞いに行きました。免疫力の低下で肺炎を併発していて、機能しているのは片肺のほんの少しらしく、酸素マスクをつけていても呼吸するだけで大変なエネルギーを使っていました。意識ははっきりしているようで、こちらから話しかけるとかすかですがうなずいて答えてくれました。
 
翌日、また仕事が終わったら病院に行こうと思っていた矢先、2時ごろに「今なくなった」との知らせを受けました。父と叔父に見守られる中で、すーっと炎が消えるように亡くなったそうです。
 
苦しい期間が数日しかなかったことはなによりだったと思っています。でも、元気なうちにいろんなところに連れて行ってあげたかった、ということが本当に心残りです。
 
この日が来ることを以前から覚悟をしていたせいか、お通夜、お葬式の時も冷静に対処をしていたのですが、棺の中にお花を入れる最後の時、いったいどこからこんなに涙が出るのかと思うほど涙があふれてきました。もう二度と会えないんだという思いで胸がいっぱいになりました。
 
もう苦しい思いをすることはないんだよ。安らかに眠ってください、いつかまた会いに行きます。お母ちゃん。

龍門山の新しい看板

紀の川市のシンボル龍門山に新しい看板が設置されました。
 
和歌山県の自然公園が見直され、龍門山の山頂部が第1種特別地域になったため、整備のための予算がつき、登山道の整備と立て看板、樹木の名札を作ることになりました。この作成にかかわることになり、写真の入手から作成、本文の作成など、年度末にかけててんてこ舞いをしたのですが、やっと完成となりました。
 
まずは中央登山道登り口の看板です。
 
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ここには以前はキイシモツケ(Spiraea nipponica var. ogawae)の看板が設置されていたのですが、登り口らしく龍門山全体の登山道の説明と4ヶ所の見所、それからこの龍門山で見られる主な植物とチョウ、鳥の写真と解説を載せました。生き物の写真は図鑑並みの出来栄えだと思っているのですが、いかがでしょうか? 植物は葉と花、鳥やチョウで♂♀の色合いの違うものは、合成して両方がわかるように工夫してあります。目の前で見るのが難しい鳥は、見比べやすいように同じ方向を向くように角度や向きを調整しました。鳥の写真は、野鳥の会和歌山県支部の数名の方にお願いしました。
 
キイシモツケの群落が始まるあたり、明神岩や風穴との分岐あたりには、キイシモツケの説明看板があります。
 
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キイシモツケは以前の看板では和歌山県特産の固有種のように記載されていましたので、誤解を招かないように、広く分布するイワシモツケ(S. nipponica)の和歌山県固有変種であることを明記しました。
 
明神岩の前には、明神岩と風穴の説明看板を設置しました。
 
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明神岩と風穴がどうやって現在の形になったのかとか、風穴の全体像などが分かるようになり、とても勉強になりました。休憩の際に、一度ゆっくりと読んでみて下さい。
 
山頂にはパノラマビユーの看板も設置していますが、ピークの位置が少しずれていることが判明したため、手直しを行っています。もうそろそろ設置完了しているかもしれません^^
 
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山頂の標識も変わりました。紀の川をはさんだ向かい側(大阪側)の府県境にある和泉葛城山は標高858mありますので、龍門山はほぼ100m低いことになります。この100mの違いが、和泉葛城山にはブナ(Fagus crenata)林が見られ、龍門山では見られないという差を生み出したようです。
 
ギフチョウ(Luehdorfia japonica)に関しては、食草のカンアオイが和泉葛城山ではイズミカンアオイ(Heterotropa sp.)、龍門山ではヒメカンアオイ(Heterotropa takaoi)と異なっており、ギフチョウはイズミの方は食べないために向こうにはもともと分布していない、と聞いています。
 
樹木の名札は、落葉樹は早春に設置すると間違う可能性がありますので、主に常緑樹に付け、落葉樹の多くは5月の観察会の時に設置する予定です。
 
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特徴のある葉の裏がわかるような写真を使い、花のアップを合成しています。この名札がどこに付いているのか、探してみてくださいね^^ 名札はこういう取り付けタイプだけでなく、立てるタイプのものも作ってあります。
 
植物の分類は今大変革の時期で、APG分類体型というDNA解析による革新的な分類が行われ、カエデ科がムクロジ科になるなど、これまでなじんできたものとは科名が変更されるものがあり困りました。結局ムクロジ科(カエデ科)というふうに両方を明示するようにしました。先取りしすぎて、表示が間違っていると思われそうですが (A^^;)

4月以降の予定

作ったままでそのままにしていたボクのブログ、やっと始動です^^
 
さて、ボク関連の観察会の予定をアップします。近場で予定が合うようでしたら、ぜひお越し下さい。
ただ、予定は変更されることもありますので、もし参加される場合は、事前にメールなどで連絡お願いします。
 
4月10日(日) 龍門山観察会(竜門山の自然を守る会)
  9時 紀の川市ふるさとセンター前集合
5月 8日(日) 和泉葛城山バードウィーク探鳥会(鳥のバンディング)
  和泉葛城山頂集合 時間は自由
5月22日(日) 孝子逢帰ダム観察会(岬野鳥の会)
  9時半 南海孝子駅集合
5月29日(日) 龍門山観察会(竜門山の自然を守る会)
  9時 紀の川市ふるさとセンター前集合
※(未定)6月 5日(日) 龍門山観察会(和歌山県)
  9時 紀の川市ふるさとセンター前集合
※(未定)7月??日(日) 阪南市ため池観察会(阪南市自然と本の会)
  9時? 
※(未定)8月14日(日)~16日(火) 和泉葛城山観察会(鳥のバンディング)
  和泉葛城山頂集合 時間は自由
9月25日(日) 淡輪青少年の森観察会(岬野鳥の会)
  9時半 南海淡輪駅集合
10月23日(日) 岸和田城~五風荘自然観察会(岸和田高校同窓会)
  9時 岸和田高校正門前集合
11月 6日(日) 龍門山観察会(竜門山の自然を守る会)
  9時 紀の川市ふるさとセンター前集合
11月20日(日) 男里川観察会(岬野鳥の会)
  9時半 南海樽井駅集合
2月19日(日) 孝子逢帰ダム観察会(岬野鳥の会)
  9時半 南海孝子駅集合
※(未定)3月??日(日) きしわだお散歩観察会(きしわだ自然資料館)
  場所・時間未定
3月18日(日) 紀の川龍門橋付近観察会(竜門山の自然を守る会)
  9時半 ふるさとセンター前集合、午後総会
う~ん、今年もたくさんあるなあ (A^^;)  また観察会でお会いしましょう^^
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