今日は朝から、根来山げんきの森に鳥獣保護区の調査に行ってきました。
朝はとっても冷えました (A^^;) 根来寺からげんきの森まで谷筋を奥の池まで行き、尾根筋を通ってもとの場所に戻る、約3kmのルートで歩きましたが、谷筋は日差しもなく、本当に寒くて、鳥も少なめでした。でも、歩き出してすぐにカワセミ(Alcedo atthis)が森の中をぬうように頭上を飛び去っていったり、夏鳥のヤブサメ(Urosphena squameiceps)がまるで虫の声のような高い周波数のさえずりを聞かせてくれました。コマドリ(Erithacus akahige)のさえずりは今日は聞くことはできませんでしたが、紀の川が見える尾根筋に出たとき、上空をミサゴ(Pandion haliaetus)がゆったりと輪を描くように飛んでいました。今年は夏鳥の渡来が遅れているのか、キビタキ(Ficedula narcissina)やオオルリ(Cyanoptila cyanomelana)、ムシクイ類などの声は全く聞くことはできませんでした。
日差しが戻るにつれて、チョウはたくさん飛び出しました。そのうち3種のシジミチョウを紹介します。
まずはツバメシジミ(Everes argiades)♂。後羽の尾状突起とその付け根の赤い紋がかわいいです。
続いてトラフシジミ(Rapala arata)。これも尾状突起を持ち、裏側の虎斑模様がチャームポイントです。
最後にコツバメ(Collophrys ferrea)。龍門山ではあんなに苦労したのに、道筋でたくさん出会いました。でも、やはり敏捷でなかなか近づけないのは同じ。飛んでいる時には内側の青が見えるのですが、必ず羽を閉じて止まるので、一度は羽を広げたところを撮ってみたいです。
シジミチョウはどれもとってもかわいいです^^ もう少しするとゼフィルスのシーズン。今年も出会えるでしょうか?