上野動物園続編です。
動物園の中にはたくさんの樹木が植えられていました。まずはモチノキ(Ilex integra)
これは雄株。雄花はこんなふうに枝に密集するようにびっしりと付きます。動物の写真を撮らずにこういう地味な樹木の花を撮ってる人はいませんでした (A^^;) テンダイウヤク(Lindera aggregata)も咲いていたのですが、きれいに咲いているのはあまりなく、花が終りかけか蕾ばかりの木しかみつからず、撮るのはあきらめました。
もっと地味なケヤキ(Lindera aggregata)も花盛りでしたが、この花に気付いていた人はまずいないでしょうね (A^^;)
横を通っている人は、「何を撮ってるんだろう?」って不思議な顔をしていました。
やっと娘の好きな^^爬虫類館にやってきました。娘はトカゲモドキやイグアナを見て大喜びしていましたが、ボクはこんなものを見つけてびっくり!
ダーウィンの進化論で有名なガラパゴスゾウガメ(Geochelone nigra)です。どの亜種なのかはわかりませんが、推定年齢75歳以上のタロウ君です。アルダブラゾウガメ(Dipsochelys dussumieri)はどこかで見たことがありますが、まさか絶滅に瀕しているガラパゴスゾウガメが見られるとは思いませんでした。
爬虫類館を出ると、東京スカイツリーがきれいに見えていました。
台湾で見た台北101もかっこよかったですが、こちらはスリムでなかなかです。
上野動物園のおもしろいところは、動物を単に檻の中に入れて展示するだけでなく、ゲージの中にある大きな木で自由に遊ばせているところです。木が大きくて、そこにいることに気が付きません。爬虫類間に行く途中では、ボランティアの解説員が指差している先を見て、そこにカナダヤマアラシ(Erethizon dorsatum)がいることに気付きました。でも確か解説の人はキノボリヤマアラシって言ってたような (A^^;) 確かにキノボリヤマアラシの一種なのは間違いないのですけど (A^^;)
帰り道では、そのすぐそばでもう一つ、レッサーパンダ(Ailurus fulgens)がいることに気付きました。
う~ん、下から覗いているお二人さん、邪魔です (A^^;) それでってことでもありませんが、肖像権の問題もあるのでいちおう目線を付けました。
レッサーパンダは1科1属1種で、2亜種あるようで、クマ科よりアライグマ科に近いらしいです。家内や娘は行きに気付いていたようですが、ボクはここにいることに全く気付きませんでした。
そろそろ帰る時間です。出口近くでトイレを待ってるとき、ふと横にあるゲージの中を覗くと、とんでもない鳥がいました。
国の天然記念物、ルリカケス(Garrulus lidthi)です。さすが上野動物園! 実物は初めて見ました。光の状態がよければ、青い羽が光ってとてもきれいなんだろうなって思いました。このゲージの所は日本の野鳥が展示されている建物になっていて、中にいろいろな日本産の鳥が展示されていました。でも、日本を代表する動物園なのですから、できればもっとたくさんの種類を展示してほしいと思いました。