4月21日に岩出町の2つの鳥獣保護区の調査に行ってきました。
 
まずは山の調査。10年前に行った時に通った道は工事のためになくなっていて、逆コースを回ることにしました。
スタート地点の神社に、とてもきれいにキランソウ(Ajuga decumbens)が咲いていました。
 
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別名ジゴクノカマノフタ。いったいどうしてそんな発想ができたのでしょうか?
 
山の調査では、撮影するものはあまりありませんでしたが、山から降りてきて道路を歩いている時、ヤエムグラ(Galium spurium var. echinospermon)が花をつけていました。
 
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次の調査地で見つけたシラホシムグラ(Galium aparine)の花に比べると花は小さくて緑っぽいため、咲いていても目立ちません。
 
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こちらがシラホシムグラ。花のサイズも倍ぐらいあり、白く目立ちます。開花期はこちらの方が遅く、ヤエムグラが花が終って枯れ出すころでも、シラホシムグラはまだまだ緑でどんどん成長を続けています。
 
次は紀の川に隣接する鳥獣保護区です。こちらは10年前と環境も全く変わりはありませんでした。
 
道端にヤマグワ(Morus australis)の小さな株が花をつけていました。
 
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さらに行くと、今度はマグワ(Morus alba)が咲いていた。
 
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マグワは紀の川河川敷にたくさん野生化していて、時期になると鳥たちが群がって食べに来ます。もちろんボクもおこぼれを頂戴しています。
 
途中から河川敷の上を歩きます。河川敷にはたくさんの花が咲いていました。
一番目立つのはナヨクサフジ(Vicia villosa subsp. varia)です。
 
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とてもきれいで目立ちます。花のアップを撮ってみると
 
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花の基部に穴が開いています。ハチがここに穴を開けて蜜を盗んだ跡です。ナヨクサフジは受粉してもらえずに蜜だけを盗まれていたのです。
 
続く