7月は本職の方が忙しくて、なかなか更新できません (A^^;) 6月の大峰山系のことも書きたいのに、ちょっとそれはあとまわしにして (A^^;)
7月14日(土)~17日(火)に、娘の結婚式で北海道旭川に行ってきました。親と同じくリゾート婚です^^ 娘はラベンダーが満開のこの時期に式を挙げたくて決めたそうですが、ボクにとっても一番いい時期に北海道に行けて本当にラッキーでした。
せっかくの北海道ですので、ラベンダー園だけでなく、式前後にレンタカーで旭川近辺をいろいろ見てまわりました。鳥も、花も、昆虫も、いっぱい見たかったのですが、そのうちまずはチョウを見てください。
式の前に、大雪山旭岳に行ってきました。お目当ては高山植物とギンザンマシコ(Pinicola enucleator)、それにウスバキチョウ(Parnassius eversmanni)をはじめとする高山蝶です。残念ながらギンザンマシコは撮影のための望遠レンズの群を見ただけでした。ヒョウモン類やコヒオドシ(Aglais urticae)はいるものの、全く止まってくれませんでした (A^^;)
式当日。式場の中央にライスシャワーとかができる中庭があり、そのまわりの廊下との間はガラスになっていました。直前の結婚式が終るのを待っているとき、息子がガラスの中庭側にセセリチョウが止まっているのを発見。う~ん、これは今まで見たことのないセセリチョウだ。前の式の人がまだ中庭に出てこないことを確認してから、そおっとガラス戸を開け撮影。キバネセセリ(Bibasis aquilina)です。
次が娘の結婚式っていう時にこんな写真を撮ってる父親って (A^^;)
式が終わり、中庭でフラワーシャワーや記念撮影。それが終わったあと、もう1頭が壁に止まっていました。
地味なセセリチョウですが、和歌山県では絶滅とか。見覚えがないはずです。
さて翌日。今度は大雪山黒岳に行ってきました。ロープウェイとリフトを乗り継ぎ、降りてから登山道を歩きたかったのですが、以前ブヨにひどくやられた家内にはここに来るだけで精一杯だったようで、エゾシマリス(Tamias sibiricus lineatus)を見ただけでリフトで降りました (A^^;) 以前来た時は、ここにクモマベニヒカゲ(Erebia ligea)がたくさん見られましたし、リフトに乗っているとき、足元でエゾライチョウ(Tetrastes bonasia)の親子連れも見ました。さすがにそんなラッキーは今回はありませんでした (A^^;)
リフトを降り、ロープウェイまでの間の散策路で、やっと撮影できる距離にチョウが止まってくれました。ホソバヒョウモン(Clossiana thore)です。
別名ヒメカラフトヒョウモン。マルバシモツケ(Spiraea betulifolia)で吸蜜中です。さらに近づいてパチリ。
日本では北海道特産の小さなヒョウモンチョウですが、世界的にはユーラシア大陸に広く分布するチョウです。大雪山特産のアサヒヒョウモン(Clossiana freija)だったらもっとよかったのですが、それは贅沢というものです (A^^;)
続いてこれもやっと撮れました。コヒオドシ(Aglais urticae)です。
エゾウサギギク(Arnica unalaschcensis var. unalaschcensis)に止まっています。さらに接近。
マルバシモツケに乗る図鑑のようなお姿^^ とってもきれいです。
帰りの時間が気になり、名残惜しかったですがロープウェイで降り、銀河の滝・流星の滝へ。相方さんには観光地も見せないといけないのでたいへんです (A^^;)
滝を見たあと、お土産を買う合間にボクは周りをきょろきょろ。エゾシロチョウ(Aporia crataegi)が飛んでいました。止まるのを待ったのですが、Uターンしたので追いかけてみると、草のところでパタパタしています。そおっと近づいてみると、
交尾しているペアにちょっかいをかけていました。「ボクと交代してよ~」って、それは無理な話です (A^^;)
あきらめて飛び去ったあと、この2頭をじっくり撮影。じゃましてごめんね^^
羽が薄くて、内側のチョウの羽が透けて見えています。
ここには他にもコムラサキ(Apatura metis)やミヤマカラスアゲハ(Papilio maackii)がいました。撮りたかった (A^^;)
誰かがこぼしたアイスクリームにコチャバネセセリ(Thoressa varia)がおこぼれ頂戴に来ていました。
セセリで始まりセセリで終る、というのもまた面白し、なあんて^^