今年ももうあとわずか。撮り溜めた写真の整理もなかなかはかどりませんが、できた順にアップしてみます。
9月15日に大阪大学で日本動物学会第83回大会が開催され、そこでポスター発表の機会がありました。その日の一般公開企画で、大阪大学総合学術博物館待兼山修学館で「動物学ひろば」が催されており、せっかくの機会でしたので見に行ってみることにしました。
「見てみよう触ってみよう ― 多様な動物の世界」との副題のとおり、展示されているいろいろな動物達を間近に見るだけでなく、触れることも出来るものもありました。
入ってすぐに目を惹いたのがこれ。アマミイシカワガエル(Odorrana splendida)です。

沖縄本島にいるイシカワガエル(Odorrana ishikawae)とは別種であることが判明し、昨年新種として記載されたばかりのカエルです。なんてきれいなカエル! さすがにこれはガラスケース越しに見られただけでした。
その隣にはイボイモリ(Echinotriton andersoni)がいました。

これは成体で、あばら骨が浮き出たように外に突き出し、その部分が橙色になっています。若い個体はこの部分が橙色ではなく黒いだけで、こちらは手の上に乗せて触らせてくれました。
この二つの写真、特にアマミイシカワガエルはあまりに美しいので、爬虫類好きの娘にメールで送ってみたら、両生類はストライクゾーンから大きく外れているとか (A^^;) 即迷惑メール扱いでゴミ箱にポイされてしまいました (A^^;)
さらにこの隣にはモリアオガエル(Rhacophorus arboreus)がいました。

こういうぷよっとしたのはちょっと苦手ですが、でもかわいい^^ おとなしく手の上に乗っかっていてくれています。といってもこれはボクの手ではありません (A^^;)
この他、ナメクジウオ(Branchiostoma belcheri )やアジアのメダカ類、白浜の海の生き物たちなど、おもしろいものはいっぱいありました。
最後に、博物館入り口に展示してあったマンホールをパチリ。

待兼山にある阪大豊中キャンパス理学部の新校舎建設作業中に発見された、更新世に生息していたワニの化石で、発見場所にちなんでマチカネワニ(Toyotamaphimeia machikanensis)と名付けられました。発見は1964年だそうです。さすが豊中市のマンホール。こんなのがあれば街を歩いていてもたのしくなりそうです。