9月21日~23日に和泉葛城山で鳥のバンディング&観察会を行いました。
 
21日早朝から網を設置したのですが、好天過ぎたのがだめだったのか、この日は初のボウズ (A^^;)  1羽も標識できませんでした。そのかわり、ヒタキ類がクマノミズキ(Cornus macrophylla)の実を食べにたくさんやってきていて、よく見ることができました。
 
まずはエゾビタキ(Muscicapa griseisticta
 
イメージ 1
 
胸の縦斑が特徴的です。
 
これよりも少なかったけど、普通種のコサメビタキ(Muscicapa dauurica
 
イメージ 2
 
こちらは胸が白っぽくて下嘴基部の黄色の面積が広いのが特徴です。
 
この他、サメビタキ(Muscicapa sibirica)もいましたが、撮影できませんでした。
 
翌日は朝一から調査。オオルリ(Cyanoptila cyanomelana)♂若鳥がまず捕れました。
 
イメージ 3
 
遠くからわざわざ参加された人もいましたので、ほんとにほっとしました。若いとはいえ、本当にかっこいい^^
 
このあと、さらに♂若鳥と♀成鳥が1羽ずつ捕れました。
 
イメージ 4
 
なかなか勇ましい顔です^^
 
オオルリ♂に続いて、標識初記録の鳥が捕れました。エゾビタキ若鳥です。
 
イメージ 5
 
渡りの時期、特に秋には普通に見られるのに、梢の上に止まってることが多いので、なかなか捕獲できませんでした。コサメビタキもまだ1羽しか標識していません。あとサメビタキが捕れれば、灰色のヒタキ3種コンプリートなのですが^^
 
顔だけを見ると若いのかどうかわかりづらいのですが、上尾筒に先端が淡色の幼羽が残っていました。
 
メジロ(Zosterops japonicus)も2羽捕れました。
 
イメージ 6
 
こちらは若鳥。もう1羽は成鳥でした。
 
23日はコゲラ(Dendrocopos kizuki)♀成鳥が捕れました。
 
イメージ 7
 
虹彩が真っ赤です。♀そっくりに見えていても、目の上の羽毛をかき分けると赤い羽毛があって♂だとわかる場合もありますが、これは間違いなく♀でした。
 
さらにメジロが捕れ、お昼頃やっと大物のオオアカゲラ(Dendrocopos leucotos)が捕れました。網からはずして、作業場所に持ち帰り、頭を見てもらってからさあリングを装着、と思ったとたん、バサッと羽ばたかれた拍子にそのまま逃げられてしまいました (T_T)  こんなことはめったにないのに、本当に情けないやら、楽しみにして待っててくれたみなさんに申し訳ないやら、悔しいやら (A^^;)
 
あんまり悔しいので、以前捕れたオオアカゲラ♂を見てください (A^^;)
 
イメージ 8
 
次はこの3日間で見られたその他の生き物です^^