稲村ヶ岳には7月下旬にも登りますので、ほかのネタはすっ飛ばして先にこっちを片付けちゃいます。
 
台風が近づく頃、空模様を気にしながら再び稲村ヶ岳に登りました。参加者の普段の心がけのおかげか、なんとか雨も降らず、風がある程度吹いてくれたおかげで、快適な登山になりました。
 
車をいつものところに止め、足元を整えていると、頭上にヤマグワ(Morus australis)がたくさん実をつけていました。
 
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赤いのはまだ熟していない実、中央の黒い実でもまだ赤味が残っていてダメ。桑の実は真っ黒に熟したのが美味しいのです。マグワ(Morus alba)の方がずっと実が大きくて食べがいがありますが、やはり野生のものの方がありがたみがあります。マグワの実は大きいだけでなく、このヤマグワのような実から突き出した花柱が見られない、ということで区別できます。
 
登山道を登り始めると、ヤマシャクヤク(Paeonia japonica)やルイヨウボタン(Caulophyllum robustum)は既に実ができていました。ミヤマムグラ(Galium paradoxum)はまだいっぱい咲いていました。
 
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特徴的な4輪生の葉と、星型の白い花が特徴的です。
 
ヤマアジサイ(Hydrangea serrata var. serrata)もたくさん咲いていました。
 
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ウリノキ(Alangium platanifolium)の花も咲いていました。
 
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まるで風鈴のような不思議な花。花弁がくるりんと巻いているのもかわいい^^
 
このウリノキの近くでは、コウツギ(Deutzia floribunda)が満開でした。
 
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現地では葉裏を見て、やけに白さの少ないウラジロウツギ(Deutzia maximowicziana)だ、なんてまちがったことを言ってしまいました (A^^;)  あとで参加者の方からご指摘を受け、大慌て^^
 
さらに登っていくと、装飾花のないアジサイ、コアジサイ(Hydrangea hirta)がたくさん咲いていました。
 
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ヤマツツジ(Rhododendron kaempferi var. kaempferi)も咲いていました。
 
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この花、見るだけじゃなくて、食べるのも好きです^^ すっぱくて美味しい!
 
続く^^