今年は更新が全然できてなかったので、年内にできる範囲でアップするぞ!!
 
ということで、昆虫編その2、甲虫その他です^^
 
クワガタムシも3種見ることができました。
 
まずはコクワガタ(Dorcus rectus)♂。
 
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これは立派な♂です。ここまで立派になるとヒラタクワガタ(Dorcus titanus)に似ていますが、眼縁突起は複眼の中央までしかなく、大顎の大きな内歯より外側に細かな小歯がないことが異なります。
 
次はミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus)♀。
 
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クワガタの♀はどれもよく似ていますが、眼縁突起は分類にとても役立ちます。上翅に筋がなくて光沢があり、太ももが橙色なのを見ればミヤマクワガタだということはすぐわかります。
 
もっと小さなスジクワガタ(Dorcus striatipennis)♂も見つかりました。
 
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ネブトクワガタ(Aegus subnitidus)の小型のものはこれによく似ていますが、上翅の筋が顕著なこと、大顎の形などで見分けられます。
 
トイレの灯火にはオオゾウムシ(Sipalinus gigas)が来ていました。
 
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日本産のゾウムシでは最大種のひとつですが、幼虫時代の栄養状態で、こんなにサイズが違います。
 
大きいのの次は小さい虫、ニレハムシ(Pyrrhalta maculicollis)です。
 
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胸部に3つの黒い点があり、上翅には細かな毛が生えています。地味だけど、好きなんですよね^^
 
甲虫はここまで。次はカメムシです。
 
まずはブナ林内でよく見るヒメハサミツノカメムシ(Acanthosoma forficula)♂です。
 
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ハサミツノカメムシ(Acanthosoma labiduroides)♂はとてもよく似ていますが、尾部のはさみは平行でヒメハサミカメムシのようにハの字に開いていません。
 
もう一つきれいなカメムシがいました。モンキツノカメムシ(Sastragala scutellata)です。
 
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こちらもよく似た種にエサキモンキツノカメムシ(Sastragala esakii)という種がありますが、エサキの背中の黄色の紋はハート型で、前胸の色も異なります。
 
次は飛び物です^^