1月は3回の更新で終っちゃいました。早いものでもう2月 (A^^;)
ということで、冬場ではありますが、去年アップできなかった信州の生き物を紹介したいと思います。
9月6日~7日に友人に誘われて信州に行ってきました。チョウの撮影が主目的ですが、例によってボクはそれ以外の昆虫も植物も、そして鳥もと忙しく見てまわりました^^
まずはトンボから。
白駒池でこんなきれいなイトトンボがいました。
関西では見ることのないトンボ、イトトンボ科のルリイトトンボ(Enallagma boreale circulatum)♂です。ほんとうにきれい!
白駒池には水草がたくさんあり、そのためにトンボもたくさん見られますが、今回はこれとヤンマ科のオオルリボシヤンマ(Aeshna crenata)の2種がよく見られました。
頭の上をホバリングを交えて飛び回っていて、ピントあわせが大変 (A^^;) これは♂ でも湖面で待っていると、
パトロールしている姿もちゃんと撮ることができました (^^)v これも♂
♀はどこだろう? と探していると、
ちゃんと♂がエスコートしていました^^ ピンボケの方が♀。 このあと産卵もしていました。
八島ヶ原湿原をのぞいた後、別の場所に移動。ここではトンボ科のムツアカネ(Sympetrum danae)を見ることができました。
アカネと付いていても、このトンボは赤くならないアカトンボ。これはまだ若い♂ですが、成熟すると腹部はもっと黒くなります。
♀もみつけました。
これもルリイトトンボと同じく北方系で関西ではまず見られないトンボです。
翌日は麦草峠に向かう途中、川べりでこのトンボを発見。
まだ未熟な個体ですが、オツネントンボ(Sympecma paedisca)♀です。オツネンは越年の意味で、成虫で越冬することからきています。わかりづらいですが、前翅と後翅の縁紋が羽を閉じたときにずれて前後に並んで見えることで、二つが重なって一つに見えるホソミオツネントンボ(Indolestes peregrinus)と簡単に見分けられます。冬越しするまでは大変よく似た2種ですが、春になるとホソミの方は青く美しい姿に変身しますので、こんな細かな違いを見なくてもすぐわかります。
こんな姿です。これは♂。ちなみにこれは大阪南部で撮った写真です。縁紋が重なって一つに見えること、胸の黒色部がオツネントンボよりぎざぎざしていることがわかります。
どちらもどう見てもイトトンボの仲間ですが、イトトンボ科ではなく、アオイトトンボ科のトンボです。
次はチョウ編です。