前回の更新から気付いたらまた1ヶ月も更新できずにいました。

言い訳がましいですが、仕事や私的な用事が忙しかったことに加えて、せっかくアップする写真を、スズメ目以降だけでも新分類順にしたいと考えて、これまでどこにも存在しなかったオーストラリアの鳥のDNAに基づく新分類順リストを作成する、ということをやっていたせいもあります。IOC(オリンピックではなく、国際鳥類学会議)の世界の鳥のリスト(ver.5.3)エクセルバージョンがダウンロードでき、それとWikipediaにあるオーストラリアの鳥のリスト、Avibase、そして日本鳥類目録第7版とドッキングすることで、やっと完成! ついでに IOC 世界の鳥リスト日本語対応版も作ってしまいました (^^)v

仕事もやっと一息つき、やれやれと思っていたのもつかの間、IOCから10月24日に ver. 5.4 がリリースされました (A^^;)  また更新しなければ (A^^;)

ではケアンズの鳥の続きです。

28.ハチクイ科
次からスズメ目の鳥と言いながら、ハチクイ科を忘れていました。

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オーストラリアで見られるのはこのハチクイ(Merops ornatus)のみ。けっこうどこにでもいたのですが、近くで撮影させてくれない (A^^;)  移動のバスの窓越しに撮ったこの写真くらいしか撮らせてもらえませんでした。それにしても美しい!

さてやっとスズメ目の鳥たちです。ここ以降は科の配置も学名も IOCリストver.5.3 準拠です。

29.ニワシドリ科
オオニワシドリ(Chlamydera nuchalis)がマリーバキャンプ場の金網の外で巣作りをしていました。

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左手が東屋のような巣で、その巣の前に卵の殻のような丸くて白いものを一所懸命並べていました。繁殖期ではないこの時期に見られることは珍しいそうです。

30.オーストラリアムシクイ科
マリーバから車で移動中、窓越しにセアカオーストラリアムシクイ(Malurus melanocephalus)が道沿いのロープに止まるのを見つけ、すぐ車を止めてもらったのですが、残念ながら姿を見せてくれませんでした。この時期は冬羽なので全く地味な褐色の姿ですが、長い尾羽を垂直近くまで立てる姿は印象的でした。

31.ミツスイ科
ミツスイ科の鳥はオーストラリアでは本当にたくさんいて、今回はキホオコバシミツスイ(Caligavis chrysops)、アオツラミツスイ(Entomyzon cyanotis)、タテフミツスイ(Gavicalis versicolor)、サメイロミツスイ(Lichmera indistincta)、ハシボソキミミミツスイ(Meliphaga gracilis)、コキミミミツスイ(Meliphaga notata)、ノドジロハチマキミツスイ(Melithreptus albogularis)、コゲチャミツスイ(Myzomela obscura)、トサカハゲミツスイ(Philemon buceroides)、ヒメハゲミツスイ(Philemon citreogularis)、ズグロハゲミツスイ(Philemon corniculatus)、キイロミツスイ(Stomiopera flava)、シラフミツスイ(Xanthotis macleayanus)の13種を確認できましたが、そのうち見られたのは9種、撮影できたのはわずか4種類。残りは声のみ、と言っても教えてもらってそうなんだと思う程度で、聞き分けなんか全くできませんでした。

まずはアオツラミツスイ

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キングフィッシャーパークのバードフィーダーに群れていました。なんという配色!

次はサメイロミツスイ

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なかなかの地味な鳥。ケアンズ市内での撮影です。

次はズグロハゲミツスイ

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これも各地で見ましたが、こんなふうに茂みの中にいて撮影は難しい! ちょっとかわいそうな名前です (A^^;)

最後はシラフミツスイ。

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これもキングフィッシャーパークのバードフィーダーに来ていたのですが、動きが早くてこの程度の写真しか撮れませんでした。