オーストラリアの鳥シリーズが終わったらほっと一息、つき過ぎていました (A^^;) 週1更新の目標はどうなったのやら (A^^;)
今年のいろんな観察会や調査のアップはちょっと置いておいて、昨日和歌山北部のもっとも大きな溜池である平池で久しぶりに鳥見をしてきましたので、そちらを先にアップ^^
愛想のいいカンムリカイツブリ(Podiceps cristatus)がいると聞いていましたが、本当にいました^^
カンムリカイツブリは大きな川や湖で見られることもありますが、主として海に生息する冬鳥。海では波の合間に遠く見る程度ですが、ここ平池でははるかに近く見ることができました。それでも警戒心はけっこう強く、水中に潜った隙にダッシュで距離を縮め、何とか見られる写真を撮ることができました。
水中からぽこっと水面に出てきたら、スーッと距離をとるように泳いで遠ざかっていきます。その途中で、羽ばたきのシーンを見せてくれました。
まずは伸び上がり、翼を広げて、
バタバタバタっと翼の水を切るように羽ばたき、
よっこいしょ、って感じで着水^^ 身体の軽さがよくわかります^^
この時期は冬羽ですが、喉の飾りに少し夏羽っぽい赤い色が見えていました。
平池ではヒドリガモ(Anas penelope)が多く、マガモ(Anas platyrhynchos)やコガモ(Anas crecca)などたくさんのカモが見られますが、オオバン(Fulica atra)が一番近づかせてくれました。餌付けされてあまりの人馴れにびっくり!
いい角度で撮れたのに、近すぎて足が切れてしまいました (A^^;) 目がこれほどまで赤いとは!
餌をくれないとわかったら、やっと離れてくれました^^ それにしてもこの恨めしそうな顔 (A^^;) 水鳥で泳ぎも上手ですが、足には水かきがなく、カイツブリ(Tachybaptus ruficollis)と同じく足指が平たく広がってオールのような形をしています。これを弁足といいます。
オオバンは関東以北では普通に繁殖していますが、西日本では本当に少ない鳥でした。ところが繁殖地がどんどん南下し、今では大阪南部でも繁殖しています。和歌山でももうまもなく繁殖するようになるかもしれません。
オオバンを撮影していると、遠くの方にいたオオバンが池を横切るようにどんどん近づいてきました。
まるでジョーズを見ているような迫力! でも餌はやらないよ^^