鳥が最終日はすごく低調だったのと反対に、昆虫は最終日にたくさん見ることができました。
まずはヒシカミキリ(Microlera ptinoides)
この網の目は捕虫網の網の目。ということから、いったいどれだけ小さなカミキリムシかがわかるのでは。ちょうどマルバアオダモ(Fraxinus sieboldiana)が満開で、その花に捕虫網をかぶせてゆすってみたら網に入りました。あまりの小ささに、その場ではカミキリムシだと即答できず、カッコウムシの仲間の可能性も考えました。
同じくゆすった網に入ったのはモモブトカミキリモドキ(Oedemeronia lucidicollis)♀
これは♀なので腿は太くありませんが、♂はポコンと腿が膨れます。春一番にタンポポの上なんかでよく見る昆虫です。
サルトリイバラ(Smilax china)の葉の上で、フタホシオオノミハムシ(Pseudodera xanthospila)も見つけました。
ぱっと見はウリハムシ(Aulacophora femoralis)かなって感じですが、上翅の後ろ側面に白い紋があります。
ウリハダカエデ(Acer rufinerve)の葉の上には、ドロハマキチョッキリ(Byctiscus puberulus)♂がいました。
暗くて証拠写真程度にしかならなくてがっかり (A^^;) せっかくの美麗種なのにほんとに残念です (T_T) 前胸両側に小さな棘があるのが♂の特徴です。ウリハダカエデを細く筒状に巻いた揺籃もあったのに、それを撮影することも忘れていました (A^^;) 捕獲した鳥を持った帰りだったので、落ち着いて撮影できなかったのが悔やまれます。
甲虫はここまで。次はヒメハサミツノカメムシ(Acanthosoma forficula)♀
カメムシは臭いのでちょっと苦手ですが、このカメムシは緑にキラキラ輝いてとてもきれいです。♂はお尻の所に名前どおりのハサミムシを思わせる尾状突起があります。
最後はエゾハサミムシ(Eparchus yezoensis)
シャープなスタイルがとてもかっこいいハサミムシです。