5月初旬に京大理学部付属植物園に行ってきました。学生のころは時々お邪魔していたのですが、卒業してからはこれで2回目? 仕事で京都に来たときに時間があったのでのぞいてみました。

入り口のところでちょうどツクバネウツギ系のウツギが満開になっていました。見てみるとなんかちがう! 花茎に長くて白い毛が密生しています。こんなウツギ、見たことありません。

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名札が付いていなかったのでなになのか全くわからずに放置していたのですが、ググって見てやっと正体がわかりました。中国原産スイカズラ科の1属1種の木、ショウキウツギ(Kolkwitzia amabilis)でした。鍾馗さんのひげを想像して付けられたのでしょうが、ぴったりのネーミングです^^

この入り口にはバラ科のコゴメウツギ(Neillia incisa)と、もう1種別の近似種が植えられていて、カナウツギ(Neillia tanakae)かと思ったのですが、どうも違うようです。

中に入ったところでバンレイシ科のポポー(Asimina triloba)があったはずなのですが、見当たりませんでした。こっそり食べようと思ったこともあったのですが、さすがに学生の分際ではそこまでの勇気はありませんでした。モウセンゴケ科のムジナモ(Aldrovanda vesiculosa)がびっしり育つ容器とかも確かあったはずですが、こちらは既になくなっているようです。

うっそうと生い茂る樹木の中で、前回も見て気になっていたモクセイ科のコバタゴ(Fontanesia fortunei)がありました。残念ながら花は咲いていませんでしたが、このあと北部食堂でお昼を食べようと移動しているとき、そのすぐそばで開花しているのを見つけました。

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こんな花だったんだ^^ やっと見ることができました。

ぐるっと一回りして、池のところでカワセミ(Alcedo atthis)を見たり、エゴノキ科のハクウンボク(Styrax obassia)の花を楽しんだりしたとき、足元に見慣れない花が落ちているのに気付きました。

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近くにあった樹木の名札にはトウサイカチ(Gleditsia sinensis)の名札がありましたが、咲いているのはその隣の木。

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葉は確かにマメ科っぽい偶数羽状複葉だけど、花はどう見てもマメ科に見えないので、別物だと思っていたのですが、やはりこれがトウサイカチだったようです。

ちなみに、葉っぱはこんなです。これも花に混ざって落ちてました。

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変わった植物がいろいろ見れてよかったですが、あとで考えると中国産ばかりだったような (A^^;)