続いて甲虫編です。

まずはヒゲナガゾウムシ科のウスモンツツヒゲナガゾウムシ(Ozotomerus japonicus

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触角の先端だけでなく途中にも膨らみがあるので、これは♂。2年前のこの観察会では♂だけでなく♀もやってきていて、まさかと思っていると、やっぱりもう1頭来ていました。

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♂にある触角の途中の膨らみがこちらにはありません。2年前と全く同じ状況になるとはびっくりです。

ゾウムシの仲間はもう一つ、ゾウムシ科のアシナガオニゾウムシ(Gasterocercus longipes)が来ていました。

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普通種のオジロアシナガゾウムシ(Mesalcidodes trifidus)を引き伸ばしたような感じのゾウムシです。

カミキリモドキ科のキイロカミキリモドキ(Xanthochroa hilleri)も来ていました。

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この仲間はいくつか近似種がいるのですが、複眼のサイズ、上翅の縦筋などから本種と判断しました。この仲間は身体にカンタリジンという毒素を持っていて、皮膚に付くと水ぶくれになりますので、絶対触らないようにと注意をしておきました。同じ毒素を持つアオカミキリモドキ(Xanthochroa waterhousei)も来ていたのですが、撮影する前に逃げられてしまいました。

もう一つ地味な甲虫が来ていました。ハムシダマシ科のヒゲブトハムシダマシ(Luprops cribrifrons)です。

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一見ゴミムシの仲間と見間違えそうな虫ですが、触角が違います。こういうのを見てワクワクするのはやっぱり変わってるのかも (A^^;)