今年の夏のバンディングでは、昆虫もたくさん見られました。
まずはトンボ。山頂にある水場は、ほんの小さな貯水槽とさらに小さな手水鉢程度しかないのですが、今回は14種ものトンボを見ることができました。
まずはカワトンボ科のミヤマカワトンボ(Calopteryx cornelia)

これは♂ 腹部の光沢がとてもきれいです。渓流に住むこのトンボが山頂の道でひらひら飛んでいたのにはびっくりしました。
次はヤンマ科。まずは毎度おなじみオオルリボシヤンマ(Aeshna nigroflava)

これは♂。本当にきれいなヤンマです。山頂ではいつも網の届かないくらいの高さを周回飛行していて、たまに低く飛ぶときを狙わないとなかなか捕ることができません。
続いてクロスジギンヤンマ(Anax nigrofasciatus)

これは♀。このトンボも水辺で見られるのが普通で、こんな山頂で捕れたのにはびっくりです。ギンヤンマ(Anax parthenope)より暗い木々の茂った溜め池などで見られる種類で、山頂にどうしてやってきたのでしょうか?
このほか、ミルンヤンマ(Planaeschna milnei)らしいトンボを見たのですが、逃げられてしまいました (A^^;)
次はオニヤンマ科のオニヤンマ(Anotogaster sieboldii) あまりに普通すぎて写真を撮り忘れてしまいました (A^^;)
次はエゾトンボ科。まずはエゾトンボ(Somatochlora viridiaenea)

これは♂。参加者が捕ってこられたので、山頂でよく見られるタカネトンボ(Somatochlora uchidai)だろうと思っていたら、尾端の形が違うことに気が付きました。今回はタカネトンボ♂は捕れませんでしたので、比較のために以前撮った写真がこれです。

身体の色合いなどはそっくりですが、♂尾端の形が違います。
♂はそっくりな両種ですが、♀はかなりちがいます。まずは以前捕れたエゾトンボ♀

サイズも♂よりかなり大きい個体でした。
続いて、今回捕れたタカネトンボ♀

こちらはサイズも色合いも♂とほとんどかわりません。
もうひとつ、コヤマトンボ(Macromia amphigena)

これは♂。ヤンマのように見えますが、身体が緑色の金属光沢があります。よく似たオオヤマトンボ(Epophthalmia elegans)より一回り小さくて、顔にある黄色の紋が1本だけであることが異なります。オオヤマトンボはやや大きめの溜池を周回していることが多く、山頂部で見られるのは渓流性のコヤマトンボだけです。
最後にトンボ科。アキアカネ(Sympetrum frequens)が1頭見られました。

これは♂。胸側の模様がよく似たナツアカネ(Sympetrum darwinianum)とは異なりますが、よく見ないとなかなか見分けは難しいです。♂は成熟すると腹部が真っ赤になり、胸も暗赤色になります。ナツアカネ♂は成熟すると頭や胸まで真っ赤になるのですぐにわかります。
このほか、シオカラトンボ(Orthetrum albistylum speciosum)、オオシオカラトンボ(Orthetrum triangulare melania)、マユタテアカネ(Sympetrum eroticum eroticum)、ネキトンボ(Sympetrum speciosum speciosum)、ウスバキトンボ(Pantala flavescens)が見られました。
次はチョウなど^^

























